脱出ゲームブック第2弾『ふたご島からの脱出』をクリア。前作は熱中に熱中して、クリア時も大きな感慨が得られたのだけど、今回は残念ながらイマイチでした。プレイも後まわしになって、だいたい2週間かかったかなー。
※ネタバレにつながる部分は黒塗り(反転)にしています。これからプレイする方は読まないようご注意下さい。
謎レベル
前作より簡単。探索はダンジョンマップを使うようになった。最初は位置関係をイメージしてワクワクしてたんだけど、後半は作業感しかなかったなあ。行った先で物語進行があるわけじゃなし、キャラや島についての知識が増えるわけでもなし、何かアクションするわけでもなし。ただ記入欄をひとつ埋める、その為だけにページ移動、というのが面倒だった理由かも。特に最後なんて、ふたりの思い出の違いを描いてくれたら面白かったのに。
最後の謎は面白い。Web謎2も個人的な理由で好き。ジーン・ウルフ『デス博士の島』を思い出したから。
物語
まず素敵だなーと思ったところは、少女と少年、ふたりを操る(2冊使う)事でのギミック。「さっきのあれがこうなるのか!」って楽しくなる。あと少女が、意外と負けん気の強いキャラで面白かった。
残念だった点。
危機や盛り上がりが、期待に反してあっさり済んでしまったところ。
今回のフィールドは広く、その分物語もボリュームがある。だけど代わりに演出を削いで、1つのパラグラフを短くまとめなきゃいけなかったのかな、と感じた。
なんか淡々としてるんだよね。もうちょっと達成感を味わいながらプレイしたかったなー。
ご都合主義な場面もいくつかあった。
思えば、前作は「犯人を急いで突き止めないと、死人が出る……!」という切迫感がうまく機能して、熱中できたように思う。今回はそれが弱かった。
最初こそ熱心に「少女がAからBに行くにはたぶん長時間かかるから、少年の話を進めるぞ〜」なんて凝った事やってたけど、後半は早く終わらせたくて、ドラクエのルーラを使いまくってたもんね。残念ながら…。
そんな感じで、『ふたご島』は前作をクリアした人には物足りないけれど、脱出ゲームブック入門として、または子供や初心者が遊ぶには適しているかもしれません。
次は第3弾をプレイだ!
Amazonでは1番評価が高いようなので、期待大。
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