2016-01-25

鹿児島にも大雪!

寒みど〜〜わっぜ寒かど〜〜〜
ストーブ焚く前、室温0度になっててびっくりした!

これ昨日の朝の写真。


そして今朝。
さらに積もってるがね!!


いつもなら、積もったとしても昼の太陽で溶けてしまうので、雪がこんなに残る自体珍しいのです。

雪だるまか何か作ろうかと思ったけど、長靴ないとダメっぽいなー。
父ちゃんも今日はスリップするから、徒歩で工房行くって。てか外行くのかー、すごいな〜……

2016-01-24

太陽系に9番目の惑星があるかも。



ほほ〜とニュースを眺めていたのですが、あの冥王星を殺した事で有名な(?)マイク・ブラウンさんも惑星探索に乗り出しているとの事。

で、冥王星論争ってどんなだったっけな、と以前の読書メモを引っ張ってきたのでした。


論争の事情がわかるのはもちろん、研究がどんな風に行われているか、惑星発見の歴史、それに伴って概念も更新されてきた……と遠い彼方に思いを馳せれば、はたまた研究の盗難騒ぎというスキャンダラスな部分も取り上げられていて、研究を取り巻くあれこれが1冊に詰まっています。

一般の人に興味を持ってもらおうと、わかりやすく書かれているので、改めて良書だな〜と。
おすすめの本です。

『冥王星を殺したのは私です』マイク・ブラウン★4


あらすじ

冥王星の外側に第10惑星を発見し、そしてその星を道連れに、冥王星を惑星の座から引きずり落とした科学者の話。



感想

コペルニクスがもたらした世界の改変が、一体どれほどのものだったか……今じゃ想像もできないけれど、たしかにこの瞬間もそれは続いている。
といっても、宇宙はこれまで通り、法則に従って粛々と運動を続けるだけだ。なんにも変わってない。

世界が変わるというのは、私たちのものの見方、捉え方が変わるからだ。

第2章「惑星、その発見と修正の歴史」を読むと、それが実感できる。
闇の中を進む私たちは、何かを発見するたびに手持ちの地図を描き直していく。
新たな目的地へ、まっすぐ船が漕ぎ出せるように。

「惑星」ってなんなんだ?という議論と、それにともなう冥王星の運命も、その「地図の更新作業」にあたる出来事だったようだ。


地図の大改定

冥王星が惑星じゃなくなるというのは、いわば地図の大改定だった。

今まで使ってきた地図は「特徴を押さえていてわかりやすい!」と評判で、あまりに多くの人が参考にし、馴染み深いものだったので、更新は慎重にならざるをえない。
だが、これは地図なのだから、正確にその場所を捉えたものでなければならない。

地図には「水金地火木土天海冥」9つの特徴点があり、冥王星はそのひとつに数えられていた。
だけど、仲間はずれだった。
軌道がやけに楕円で軌道面が傾いてるし、小さいし。

すると1996年、海王星以遠に小天体帯(カイパーベルト)が見つかり、一帯で次々と天体が発見される。その数、1999年末時点で500近く。

冥王星は仲間はずれじゃなかった。
それどころか、仲間がたくさんいたのだ!

著者マイク・ブラウンは太陽系外縁で天体クワオアーセドナハウメアマケマケを発見。
さらに、冥王星よりも大きな!エリスを発見する。これが冒頭に出てきた、幻の第10惑星だ。




エリスの軌道 >wikipedia


仲間がたくさんいるのなら、それは際立った「特徴」ではなくなる。
「冥王星を惑星に含めたままでいいのか?」
「冥王星が惑星なら、他にも惑星になるべき天体があるのでは?」

議論は白熱し、そして結果……

「冥王星は死にました」

冥王星は、惑星の座を奪われた。
それを「死んだ」と表現するのなら、冥府の王らしく死の国に帰った、とも言えるのかもしれない。


「私が殺した」と犯人?を自認する著者だが、冥王星を追い落とさなければ、「第10惑星の発見者」という大きな名誉を得られていた訳で。
ここにはものすごい葛藤があっただろうと想像できる。



これからも変わっていく

最後の方で著者は「水、金、地、火星も惑星には入らない」という説を披露する。
地球型惑星(水金地火)と巨大惑星(木土天海)は根本的な違いがあるのだそうだ。

ええ……?
地球が惑星から外れるなんて日が、やってくるのだろうか?
わからないけれど、そんな日が来てしまったら、人は自分たちのすみかである地球をひいきしたい気持ちと、宇宙の広大なスケールでものを見ることの、妥協点を探しに行くのかもしれない。



メモ


  • 惑星発見が、いかに根気のいる地道な作業の積み重ねから成るか。
  • 発見と公表のジレンマ。科学者の真摯な気持ち。
    「一般の人たちが太陽系の不思議に興味を深めてもらう機会が失われた。メディアに向けて話ができる機会は1回である」
    この本も同じ志で書かれたものと感じる。
    キャッチーでわかりやすく、一般の人がより興味を持ってくれるように。
  • 15歳の時に見つけた、20年に1度の木星と土星のダンス。次は2020年。
  • 第8惑星ケレス~第11惑星の顛末。初めて知った!
  • 発見した天体につけるニックネームと、正式名の由来。
    特に、論争の引き金になった星が、争いの女神「エリス」ってのはすごい偶然だなあ。
  • 研究・調査が盗まれる。こんなことがあるんだな……
  • 赤ちゃんの超音波写真=金星のカラー写真
  • ガリレオのアナグラム
    Galileo used

    smaismrmilmepoetaleumibunenugttauiras

    for Altissimum planetam tergeminum observavi
    ("I have observed the most distant planet to have a triple form")

    for discovering the rings of Saturn in 1610.

    Galileo announced his discovery that Venus had phases like the Moon in the form
    "Haec immatura a me iam frustra leguntur -oy"
    (Latin: These immature ones have already been read in vain by me -oy)

    that is, when rearranged,

    "Cynthiae figuras aemulatur Mater Amorum"
    (Latin: The Mother of Loves [= Venus] imitates the figures of Cynthia [= the moon])

    日本語の解説:
    That figures.:Mars attacks ! - livedoor Blog
    http://blog.livedoor.jp/leguleius/archives/50260504.html

2016-01-22

びっくりした~

ブログ見たら画像がすっぽり消えてて、文字ばっかになってた!

いろいろ調べたら、設定の「ブログフィード」ってとこをいじったのがまずかったらしい……!
RSS用だと思って、「記事の先頭のみフィード許可」ってしたら、このブログにも反映されるものだったのだなあ。

どうやら改行なども効いてなかったようで、見難くなってて申し訳ないです。

2016-01-19

『木曜日だった男』チェスタトン★4


感想

ひとりの詩人が、おそるべき「無政府主義」を掲げるテロ組織の中枢に乗り込む話。

組織との戦いを描くアクション活劇、または組織の謎を解くミステリ、かと思って読んでいけば、最終的にはチェスタトン自身の過去の悪夢を紐解き、信仰について説いた本だったのだなと、趣が変わっていった。

しかし、解説がなければだいぶわからない作品だったと思う。
まず、初見ではなんのことかわからなかった、幼なじみベントリー宛ての序文がとても大事だったということ。
そして、きちんと理解するにはキリスト教の知識がいるということ。
親しい人に比べたら、私の理解度は相当低いだろうなあ。

以下、解釈や気づいたこと。



無政府主義ってなんぞ

この本での「無政府主義」というのは、狂信家グレゴリーが言うに

「我々の望みは単に二、三の専制政府と警察機構を転覆することではない。/我々の願いは、悪徳と美徳、名誉と裏切りといった恣意的な差別を否定することだ。ただの叛逆者どもはそういうものに依って立っているがね。」

詩人サイムをこの仕事に誘った警官が言うに

「泥棒は財産を尊重します。ただ、それをもっと完全に尊重するため、自分の財産にしたいと思うだけです。しかし、哲学者は財産としての財産を嫌っていて、私有の観念それ自体を打ち壊したいと願うのです。重婚者は結婚制度に敬意を払います。/しかし、哲学者は結婚としての結婚を軽蔑しています。殺人犯は人間の生を尊重しています。/しかし、哲学者は生そのものを憎んでいます――/」

という事で、政府打倒どころか、分別を破壊する連中、という考え方。
("/"は略の意)

※ここからネタバレあり。
















2016-01-12

2016-01-08

オイディプス神話

オイディプス神話


Evernote整理してたら興味が再び芽生えたのでちょいメモ。

オイディプスは「そうとは知らずに父を殺し、母と結婚、穢れを知った母は自殺、自身は目を潰し追放される」という悲劇だが、彼が腫れた足なのは「大地との接続」を意味するらしい。
もともと片足神に興味があったので、オイディプスも関連があるのかなーと思って調べてみた。


で、もうちょい調べたら、レヴィ=ストロース『構造人類学』の記事も見つけた。
オイディプスやその祖先の神話を分析してるそうな。


前者ではカドモス(オイディプスの先祖)の竜退治で、土から戦士が生まれた話にも触れているのだが、これが「人が土から生まれることの否定」になるという。
たぶん

竜(土からできたもの)を退治:土中出生の否定
戦士が土から誕生:土中出生の肯定

となるのだろうか?



さらに下の引用表では、III項とIV項の「土からの出生」、+−の値が逆になっていて、よくわからない。どちらかが引用間違ってると思うのだけど。




そういえば映画『ダークナイト』で

ジョーカーがマフィア襲撃後、仲間を募る殺し合いをさせてたけど、あれはカドモスの神話(スパルトイ)要素も入ってるのかもしれない?
うーん。

というより、仲間同士で殺し合いさせたがる奴なのか。
銀行襲撃でも終盤でも、そうだったもんね……。

2016-01-04

今年もよろしくお願いします!

2016年も、どうぞよろしくお願いします!
以下、近況をつらつらと。


データ断捨離

数ヶ月前から、界隈で耳にする断捨離だとか、ミニマリストというものが気になってまして。
「極限まで物がない生活」というより、「自分が管理できる分だけの物をもつ」というのが、いいなあと。

で、年末年始は思い立って、データ断捨離を決行!
27000件ほどあったEvernote記事を1700に減らし(ほとんどはTwitterのログだった)、Evernote分類術図書分類を参考に整理。

すると、

  • 類話が取り出しやすくなった
  • 自分が重視している分野がわかる
  • どの情報を掘り下げていけばいいか、ハッキリする
  • 欲しい情報にすぐアクセスできる → ストレスが減りやる気が出る

…とまあ、今までノートあんまり活かせてなかったんだなあ、と反省するくらい、いい感じになりました。
まだ少し残ってるんですけどねー、ふたつの属性を持ってる記事を、どっちに分類すべきか!?
悩む……悩……。
分類ってほんと厄介だなァ。『図書館の興亡』にもそんな話載ってた気がする。

あと、よく使うテキストノートには、目印になるサムネ画像を貼りつけて、これがなかなか良し。
TXT・画像混合のノートも、サムネになる画像を選べたらいいんだけどな~。


Googleフォト便利

高画質の写真はEvernoteアプリだと重いので、Googleフォトで管理。
データ圧縮しても良ければアップロード無制限ってことで、劣化具合を調べたけど全く問題なし。


すごい技術だなあ……

アート、デザイン系の画像集めるの好きなんですが、ほんとコレクションみたいになって満足。


ほう……素敵だ~~。


困る点は、写真の並び順かな。
基本アップロード順に表示されるんだけど、たまに「あれ?アップできてない?」と思ったら、すんごい下(2012年の項目とか)に並んでる事があって。アルバム作成時に探すのが大変でした。

PCからフォルダドロップでアップロードすると、まとめてアルバムを作るダイアログが出てくるので、今はそれを活用するようにしています。


掃除楽しい

最近TV番組で掃除のコツを紹介するのをよく見るんだけど、やってみたらほんとに綺麗になって驚いた。

まずシンクの排水口、割り箸にアルミホイル巻いて軽くゴシゴシするだけ……って、ホントかいな??


……ホントだった~~~~!!!!
いままで洗剤やら重曹やらで撃退していたぬめりが……!!
何もつけなくていいなんて……!!!
しかもアルミちょいと尖らせば細かいとこまで届く……ッ!!便利……!!

衝撃。

あとアルミ丸めて転がしとくと、予防にもなるんだと。
金属イオン様様ですな。


これに気を良くしたワタクシ、他にもこういうTIPS的なものは無いのかと、現在探し中。


昨日は、カーペットをゴム手袋で撫でると、髪の毛など挟まったゴミが取れるというのでやってみたら……!!ほんとに取れる。すごい。
このあと掃除機かけたらいいんだなー、なるほど。

今日は、北側の網戸にうっすらついたコケを、ボディタオル+重曹水で撃退したぞ!
ずっと気になってたんだよー。コケがさー。
カーチャン帰ってきて、「網戸替えたの?」って言われたもん。嬉しいね~~。
これは確か、家事えもんのネタだったかな?


家の中も片付けて、もっと掃除しやすくしたい!
ただなー、腰のせいで体勢にちょっと制限がかかるんだよね。
傷めないようにぼちぼちやっていこ。