2015-09-30

ブログ模様替え

とうとう動的ビューにしてしまったー。
サイドバーのデザイン、過去記事掘りやすくていいなーと思ってたんだ。

しかしいままで調整してきたJQueryやらCSSを全部消さねばならんかった…。
なかなか寂しかった。
いい機会だし、これまでの記事もスリム化しよ。

あとでヴォイニッチとLimechatの記事調整する、映画と雑記のカテ作る、(footerにtopへリンク)



メニューをクリックすると全画面になってしまう!

動的ビューのメニューをクリックすると、「viewitem-open」ていう別モードで開くみたいだ。
こいつが厄介で、全画面になってサイドバーを隠してしまう。
ひとまずサイドが出るようにviewitem-panelをleft:200pxにしてみた。
他のモードで見たらおかしくなっちゃうけど。

参考:1stブログ閲覧ガイド 3


その後、デフォルトを雑誌タイプに変えたのでもっかい編集。
Chromeでソース見ながらページの真ん中にぴょこって出る感じにした。
ほんと今のブラウザって便利だなあ。

メモ:CSSだけでメニューが開いたり閉じたりするアコーディオンを作る! - 9ineBB

2015-09-24

映画『第9地区』★5

一番最後のシーンがすごく泣けた。

ドキュメンタリー風のシーンとリアルタイムなアクションシーンを繋いで作ってある。

オープニングはこんな感じ:
ヨハネスブルグ上空にて突然巨大な宇宙船が静止。
動きがないので人類が中に入ってみると、エイリアンは栄養失調で死ぬ寸前だった。
仕方なく下の空き地にテントを作り救済。

エイリアンは見かけがエビみたいで動きが素早く、猫缶が大好き。
階級があるらしく、ここにいる大半は「働きバチ」で凶暴。ゴミ山を漁っている。

20年後、この地はスラムと化し、付近の治安は悪化。
住民の排斥運動も高まり、エイリアン移住計画が実行されることになった。
計画の総責任者が主人公、ヴィカス。


※以下重要なネタバレあり。

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皮肉な映画

エイリアン(クリス)の方が感情移入しやすい。
「故郷に帰りたい」という願いを叶えるため苦難に耐えている現状、子供や仲間を思う心が描かれる。20年かけて作った燃料が奪われ、希望が絶たれたと考えたクリスが子供に「故郷にはもう帰れないんだ」と言い聞かせるシーンは胸を打つ。

逆に人間は邪悪。
人体実験場、無抵抗のエイリアン殺戮、金のため娘婿の命を売る、醜い殺し合い。

この作品ではエイリアンとして描かれているが、構図は人種差別、民族浄化といった事と同じ。
エイリアンの得体の知れなさはそのまま、自分にとって理解度の低い「何者か」に通じる。
「何者か」も自分と同じように仲間を愛し、慈しみをもつ存在である。
彼らを問答無用に蹂躙することの非道さ。


(だがこの作品がうまいのは、エイリアンを階級制にしていること。
圧倒的に多い「下級エイリアン」のイメージがそのままエイリアン自体のイメージになってしまう。

行動が短絡的で人間にとって危険。
意思疎通が図れず相互理解は無理。
また外見が人から遠いのも、それらを助長している。
人類とは相容れない存在。

さらに人智を超えた兵器を作るのに、一斉蜂起など計画性のある事ができないため、ヴィカス達は彼らをなめている。「すごい兵器を作る虫」くらいにしか考えていないだろう。

これらのレッテルが、意思疎通ができ、共感可能な「司令的立場のエイリアン」にまで貼り付けられ、問題解決を遠のかせている。)


クズな主人公が変わる時

言葉が悪いが、「ヴィカスくずだなー」と思うシーンが何回かあった。
だけど同情する部分も描かれていて、そのバランスがうまい。

例えば最初のシーン。
エイリアンの卵を焼く時「赤ん坊がはじける音だ」とニヤニヤ笑っているところ。
凶暴な下級エイリアンにも、命がけで許可を得なければならないのは同情する。
が、後のクリストファーへの対応も重ねて見ると、同じ人間を強権で蹂躙しているような不快感をもつ。子供を人質にとったりね。

クリス宅地下に匿われた時も、見下しておいて「お前を治せる」と聞いてからの手のひら返しが、ほんと呆れる。
が、どんどんエイリアン化していく事には同情。
元の姿に戻り、妻の元へ帰りたいという気持ちが、指をぶった切るほど強いことも。
その後ギャングのとこへ単身乗り込み「勇気あるじゃんか」、MNUに強襲かける時には少し応援している自分がいる。

しかし司令船発射のいざこざでクリスと意見が割れ、騙し討ち。
ひとりだけ逃げた事で株は大暴落。
クリスは捕まるし、司令船には対空ミサイルが刺さって撃沈。
クリスの絶望した顔!
あーあ、ほんとだよ……。

絶体絶命のヴィカス、クリス、子供。
しかし子供がプログラムを操作、母船の誘導で帰還しようとする。

「宇宙船に何が起きてる!?」兵士はクリスを殴り尋問。
だが彼は子供を守るため口をつぐみ、暴力に耐える。
パワードスーツに身を包んだヴィカスは、助けると思いきや逃亡。
「やっぱりこいつは……」こちらが失望しかけたその時、立ち止まる。
「口を割りません」「では殺せ」「では殺せ」兵の命令が繰り返し響く。

クリスの死が迫った瞬間、ヴィカス発砲。兵を撃つ。
ヴィカスの中で、エイリアンと人の垣根が取り外された瞬間。
身を挺し、吹き飛ばされ、破損しながらもクリスと司令船を守る。

物語は変化を描くものだというが、最初利己的でエイリアンに対してあの態度だっただけに、理解が通じ、自己を犠牲にしてまでも親子を守ろうとする描写に感動する。
お手本のようだと思った。


でも思い返すたびに涙が出るのは、最後のバラを作るシーンなんだよね。
エイリアンになって、人間だった頃の何もかもを失ったけれど、奥さんのことは本当に愛してたんだなあって。
そのひたむきさに感動するのかなあ……
今これ書いてても泣けてきたからなあ、そろそろやめよう。


関連




2015-09-19

ドラマ『ベター・コール・ソウル』S1★5

Netflixで視聴可。
『ブレイキング・バッド』のスピンオフで、悪徳弁護士ソウル・グッドマンを主役にした物語。
シーズン1を見てきた。

意外なことに、ソウルはまだ「ソウル」と名乗ってはおらず、本名のジミー・マッギルで弁護士稼業。
髪はぺたんこ、くたびれスーツ、依頼の電話はゼロ、貧乏である。
公選弁護人として金を得、ネイルサロンの裏にある、小さな倉庫のような事務所で依頼が来るのを待つ毎日。
ここからどうやって彼が「ソウル・グッドマン」へと変わるのか!

※以下、ネタバレあり!

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ラストシーンの意味

非常に大きな訴訟となるであろう案件を持ってきたのに、雇用を認められなかったジミー。ところがキムとハワードの尽力もあって、協力事務所のパートナーへ、という話がくる。
「11時、裁判所に事務所の人がくるから、挨拶をしたら?」とキム。
やっとジミーの努力が報われた……はずが、彼は挨拶せず裁判所を出る。

ふと、横領夫婦のバッグを盗んだ時のことを思い出し、駐車場の管理人マイクと会話。
「160万ドルの金が、誰にも知られず俺の机にあったんだ。80万ずつ分けてもよかったのに、なぜそうしなかった?」
「“正しいこと”をしてると言ってたぞ。なぜ俺が盗まなかったか知りたいか?」
「ああ」
「依頼通りに仕事をした。それだけだ」
「あの時俺を止めたものはもう二度と――俺を止められない」

急展開のラスト。
ジミーにとっていい話でしかなかったのに、なぜ蹴ったのか?

帰る前にマルコの形見の指輪を触っているし、やはりマルコの死が影響を与えたのかなー。
マルコは死ぬ間際、ジミーと一緒に昔よくやってた詐欺をやりたがった。
それは、ジミーの詐欺の才能を「本物」だと思ってたからだし、マルコにとって「特別なこと」だったから。

兄に諭されて足を洗ったけれど、「自分の本分はこっちだ」と気づいたんじゃなかろうか。
ハワードの物真似をし、キムに言われた「あなたらしさ」の答えがここにあるのだと思う。

パートナーの話を受ければ、兄の言うがまま「良識のある自分」を取り繕って生きる事になる。
それに、高齢者専門の弁護も最初やる気なさそうだったし、やりたい事と違うのかもしれない。
彼は軌道に乗りかけた偽の人生よりも、自分に正直に生きる事を選んだ。

「何が“正しいこと”だよ、俺は金が好きだし、あれは盗んでもバレない金だったじゃないか。何やってんだよ俺は!」
マイクに喋りかけた時、そういう心境だったのかも。

するとマイクが
「俺が盗まなかった理由。依頼通りに仕事をした。それだけ」

これを受けてジミー、
「あの時俺を止めたものはもう二度と、俺を止められない」

良識や正義と決別し、マイクの言う「依頼通りに仕事をする」人間へと変わっていく。
ソウル・グッドマン、金さえ払えば善悪関係なく依頼を受ける弁護士に。

……こう考えると、ソウル・グッドマンへの軌跡が見えるようなS1ラストだった。
個人的にはここで終わっても納得いく。
まあチャックの事が解決してないし、もっと見たいけど!
S2でキム落胆してるかなあ……。

あと、5話で人形を譲りたいお婆さんの遺言書を作ってる時、ジミーが
「弁護士の半分はバカ、あとはペテン師」
って皮肉を言うんだけど、伏線だったのかもしれない。
ペテン弁護士になっちゃったもんなあ。

チャックの電磁波アレルギー

ジミーの兄で、超頭が切れるけど今は外に出られない。
電磁波アレルギーと言ってたが、入院回で心因性の症状と判明。
どうも弟との関連で感じるストレスが原因っぽいよなあ。

良くなったのって、介護施設のシュレッダーパズルで証拠獲得、相手の弁護士と話し合って勝てそうだと思った時か。
話し合いの最後からチャックは喋りだして、自信を回復していってる。
弟が真面目に取り組む姿に安堵したのか、長く復帰できないでいる自分の不安が解消されたのか……外に出ても平気になった時は本当に嬉しかったんだけど。
その後の、弟にした仕打ちが酷すぎて。

「本物の弁護士じゃない」
自分は人生を捧げ勉学に励み研鑽を積み、法の何たるかを知ってきたが、弟は通信教育で学び、商売としか考えていない。そんな男を、自分の事務所に入れるわけにはいかない。
そういう気持ちの吐露があり、兄弟は決別。

なるほど、だからジミーのでっかい広告にもショックを受けてたし、公選弁護人として経験を積めと言ってたのか。
養護施設でのビンゴ大会……はまだいいかもしらんが、ケトルマン妻への当たり屋計画を知ったら、兄ちゃんショック死しそう。

でも集団訴訟の件に関しては、ジミーはほんとに頑張ってた。
もしかしたらこの件をきっかけに、変われるかもしれなかったのに。
それに毎日買い出しに行って、兄の世話をしてきたのもジミーだ。
自分とこで雇うのが嫌なら、キムがやったように別事務所紹介するとかさ……それも嫌だったのかなー…。

しかしわざわざハワードを悪役にしているところを見ると、チャックは良い兄に見られたいという思いはあるようだ。
法が関わることについて弟を許せないが、弟を愛してもいる。
この葛藤が、チャックの症状を重くしているのかもしれない。

2年前からだったっけ、症状が出たのは?
もしかしたら、弟が司法試験に合格した事がきっかけになってるのかもなあ。


ソウル・グッドマンのその後

視聴中は気づかなかったんだけど、1話冒頭のモノクロシーンは彼なんだって。
シナボンロールの店長かあ……。
『ブレイキング・バッド』でソウルが言ってたらしいね。

昔のCMを眺めたり、追手にビビったりしてたなあ。
なんかこう、背筋を丸めて生きてる感じが、とても切ない。


マイク

マイクがメインの6話だけ、シリーズの中では異質だ。
彼が息子を亡くした経緯や、それに関わる事件が描かれる。
『ブレイキング・バッドで』感情移入できるキャラがジェシーとマイクだったんだよね。
だから彼の人となりがわかる話で、感動した。
1話で描ききってるからすごいなあ。

ナチョと取引する男の用心棒になった時、男に「深入りするな」と忠告するシーンもあった。
ウォルターを思い出す。
彼は深入りしまくっちゃったから……。

マイクはまだガスと出会ってなさそうだ。
これからその出会いも描かれるのだろうか。
一気に危険度上がりそう。

関連




Chromecastきたー

同梱のHDML延長コードをつけてます。
楽天セールで半額だったんで買ったった!
今月末に新verが来るという噂があって、それで安いのかな?

Chromecastというのは、テレビのHDML端子につなぐと、いつもスマホで見てる配信がテレビで見られるアイテム。
Chromecast - Google

配信見るためにわざわざPCつけるのめんどい、けどスマホ画面は小さいし、小さいから画面前に張り付いとかないかんし、その間スマホいじれないし……って、ちょっと不便だったとこが解決した!


対応アプリならワンタップ

Twitchアプリ。
右上にCastボタンが出てくる。
私が使ってる動画アプリは、Hulu、Netflix、Youtube、Twitch、Gyao、ニコニコ、楽天ShowTime、かな。
で、そのうちニコ以外のアプリはChromecastに対応してるので、Castボタンをワンタップしたら後はスマホ画面消してもいいし、Twitter見たり別の作業しててもよし。

今んとこ対応してないニコは、スマホ画面自体をキャストしてテレビに映すしかないのかなー(Chromecastアプリで可)。
でもこれだとスマホで別作業ができないから、対応してくれたら嬉しいなあ。


シンプルイズベスト

同梱品は2つ。

  • HDML延長コード
  • 電源コード(電源はUSBか、コンセントで取れるようになってる)

電源コードを束ねてあるのがマジックテープになってて、再利用できる。
目立たない所だけど便利。考えられてるなあ。

あと設定も超シンプルで驚いた。
スマホにChromecastのアプリを入れて、Wifi勝手に検知してくれるんで、パス入れるだけ。
機械の設定とか全部こんなんだったらいいのにな〜。楽ちん。




ってわけで、Twitchのマリオメーカーやら格ゲーを映して、家族に「こういうゲームの配信をよく見てるんだ」って教えたり、洋ドラや映画を一緒に見たり。
生活スタイルにも影響が出つつあります。

そういえば楽天動画の無料券もついてたんだ。
ホントいい買い物だった。
『フォックスキャッチャー』観よかな〜。

2015-09-05

近況

鹿児島散策

彼氏がこっちに遊びに来るってことで、一緒にあちこち散策してきました。
寸前で私の腰痛が再発したり、桜島の大噴火が危惧されたり、強い台風が襲来したりと、いろいろありましたが何とかすべて収まって。

維新ふるさと館なんて初めて行ったけど、意外と面白かったなあ。
特に西郷どんの義妹のインタビューと、幕末~新政府樹立~西南戦争の人形劇が良かった。

温泉にもふらっと寄りました。
思いつきで行った割にのんびりできたから、また行きたいな~。

アミュプラザの観覧車にも初めて乗車。
ヤバイ怖さだった……。
おかしいな、子供の頃はそうでもなかったと思うんだが。
最初は全面透明のゴンドラに乗るつもりで、エアコン壊れてるからやめたんだけど乗らなくてよかった……。
彼氏はめっちゃ面白がって揺らしてきおった……。
くっ……!

そんで同じ階のゲーセンでエアホッケー対決もした!
ダブルスコアで負けた!
くううっ……!

鹿児島グルメも色々食べました。
黒豚しゃぶしゃぶ、きびなご、ラーメン、鳥刺し、焼き芋やお芋のタルト、かるかん、かすたどん、がじゃ豆……は私が好きで買っただけですが。
最初の日は母がつくった鶏飯をみんなで一緒に食べたんだけど、前から知り合いだっけなってくらい不思議とうちに馴染んでた。おもしろ。

またしばしお別れ。


漫画のショートストーリー

のコツを掴みたくて、落語にも手を伸ばしたら感動するやら感心するやら、面白かった。
今のところは『百年目』『笠碁』『井戸の茶碗』が好きかなあ。
『さくらんぼ(頭山)』『お菊の皿』『悋気の火の玉』もあらすじが好きなので、また聴いてみよう。

最近社会の狭量さに辟易することがあって、そんな時だったせいか人間のダメさを許容し受け入れていく、落語という文化に感動した。
人間的な深みの標になってるというか。
こういった文化が受け継がれていることが、ほんとに素晴らしいなーと感じる。

いまはブレイク・スナイダーの『10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術』を読んでまとめてるとこ。
これは映画のシナリオについてなんだけど、ショートストーリーにもどうにか生かしたいなあ。


動画配信

最近は格ゲー配信もちょいちょい見てて。
闘神激突はすごく面白いイベントだったな~!
SF5配信も長時間だったけどダラダラ見てしまった。
ワイワイみんなで格ゲーしてる配信はやはり楽しい。
ケン見てみたいなー。

映画・ドラマ配信ではNetflixってサービスが始まったらしく。
バットマン・ダークナイト見たよ。
ジョーカーの演技素晴らしかった。
観ていた時は感動は少なかったのだけど(感情を持つ隙をあまり与えてくれない映画だった)、構成を見るとこれまた素晴らしく。
あとから人物の心情や背景を考えてしまう映画だった。ライジングも見たい。

ベター・コール・ソウル、ナルコス、デアデビルも評判よくて気になる。
今月は物語月間になりそうだ。