2014-08-21

TASマリオ「クトゥルーの呼び声」

雰囲気やギミックが絶妙で面白かった。
TASなのでネタバレ全開です。ご注意。 >Youtube

【TAS】 Super Mario World (Hack) Call of Cthulhu 12:22:33

クトゥルフメモ

以前『ラヴクラフト全集』を途中まで読んだ分のメモ。自分用。

世界観に興味はわくものの、いまいち魅力を理解できないでいるクトゥルフ。
私にとってまず問題なのは、「怖くない」ということなんだと思う。



1-1 インスマウスの影

人が寄り付かない陰気な街インスマウスに立ち寄る主人公 不思議な装飾の冠 老人ザドック・アレンから話をきく オーベッド船長の異教信仰 オサハイト島東の火山島 羽振りのいいカナカイ族との交易 火山島に住む魔神に生贄4/30と10/31

魚人と混血すると自然死しなくなる 海に帰りたくなる オーベッド船長の二度目の航海 人も建物も金に似たものも無くなる 廃墟神殿の石造物のみ残る 飛び散る小さなかけらに卍文字 金をあてにしたオーベッドに打撃


オーベッド船長は異教の神に魂を委ねた 魔の暗礁に行き魚を集めるまじないを、魚人に生贄をはらい契約を 行方不明になった者達 街は裕福に ダゴン秘密教団を設置 行政に目をつけられオーベッド以下32人牢へ その後魚人が陸へ、牢はこじ開けられ敵対した住人行方不明(約半数)


- - -
最初は面白さが全然わからなかったんだが、今日見返したら面白いとこもあった。
冗長とは思う。老人の話で核心は完結してる感がある。


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街は魚人にのっとられる 混血が進む オーベッドの子孫も人間の姿から変貌 魚人は何かをしでかそうとしている ショッゴス 話途中で見つかった!と老人が叫び主人公は逃げる 街から脱出 p118に形態描写 家系の話 祖先の宝にあの冠が オーベッドと魚人の血を引いている?

- - -
『クトゥルー神話の謎と真実』という友人にもらった冊子を合わせて読んだ。
「神話集」の章でいくつか物語を紹介しているのだが、この要約がよくできていて、「インスマウスの影」に至っては冗長さに辟易していた分こっちの方が面白かった。

「ダニッチの怪」のあらすじだと、人が怪物と子作りするみたいだし。
Twitterのクトゥルフ好きな人によれば、怪物同士でも混交するらしい。

なるほどなー、興味レベル上がったかも。
「インスマウスの影」では妻が怪物で、その子どもによる街乗っとり作戦が実行されている。
怪物の奥さんが子を生むっていうのは、俺屍的な感じで惹かれるものがあるなあ。



1-4 闇に囁くもの

主人公:文学教師/民俗学研究者
記録的洪水の後、川に浮かぶ妙な生物についての噂。
甲殻類の胴に膜様翼、触覚…p190に形態描写

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この奇妙な感じ、Sirenだ!
(ほんとは逆、Sirenがクトゥルフの影響を受けているので当然なのだけど。
 読了後、Sirenの話は想像以上に正統派だという印象)

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古きインディアンの伝説にその端緒が。
山頂の森林、水源の奥に未知の怪物がいる。目撃情報もある。
p192に形。

p194
この土地の言い伝えにはケルト系、インディアン他さまざまな人種のものがあるが共通する事は、「それが地球外のものである」ということ。


ヘンリー・エイクリーからの手紙
幻想ではなく、森の中に実際に怪物がいるのだと
スパイがいる、録音された怪物の声
黒い大きな石:象形文字入り、を発見
新聞紙上で討論せずどうか静かにしてほしい、何者も森に立ち入らないよう

文字が解読できそう
人間現出以前の神話―ヨグソトホートとクトゥルフの伝説
ネクロノミコン死霊秘法にあり
録音、石、決定的写真を送付してもいい
返信後写真が届く p212足跡描写


この地方の怪奇現象もマイゴウも何かが人に擬態している
石の写真p213 太陽系がない頃にいた半存在?

涜神行為は太陽系の外れにある惑星ユッグゴトフ(ユゴス)からくる。


黒い石、送付途中で無くなる。
エイクリー邸の番犬が射殺され、電話は不通になり、精神的に追い詰められていく。

エイクリーは送っていないのに、彼を騙る電報が届く。

家の付近に足跡がつく(爪痕)。
月のない闇夜になると決まって銃撃戦。
怪物を傷つけ緑色の悪臭を放つ粘液と血。
手紙に「自分は狂ってるかもしれない、やつらは私に話しかけてきた。連れ去るつもりだ」

エイクリーの手紙。怪物の死体の写真を撮ったが、姿が映らない。
p239描写 決戦の覚悟

- - -
どのへんでみんながハマるのかまだよくわからない。
怖い、恐ろしい、悪夢のような、という形容詞ばかりで、一体何が怖いのか把握できない…

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244
宇宙人と話して理解し合った後に書かれたらしき手紙。
宇宙人を地球から追い出そうとする一派が手紙をかすめ取っていた。

247

もはやなにを言ってるのかわからない域の、宇宙人に関する詳細。
エイクリーの態度が変わりすぎていて、本当に彼なのか?正気か?という疑問が浮かぶ。
エイクリーの元へ向かう主人公。

270~屋敷の中へ

- - -
ふむ、最後の終わり方面白いなー。元気があるときに屋敷内から読もう。


3-1 ダゴン

海に遭難中気づくと軟泥に埋もれる 時間経過で巨大な陸地に 文字と浅浮き彫りの絵が描かれた巨石 絵<水かきのついた人間のよう ポリュフェーモスを思わせる巨体、鱗付きの腕…に遭遇



2014-08-13

Twitchの録画でチャットを見る

Twitchは録画のチャット見られないからなあ…と残念に思うことが多々あったのですが、
Chromeユーザーにはこんな機能拡張があるそうな。

ReChat for Twitch


追加すると、録画を見る時チャット欄の読み込みも勝手に始まります。
1週間くらい前までの録画なら読み込めるみたいです。

2014-08-11

Twitch チャットの使い方

2014/08:
機能拡張「BetterTTV」「ReChat for Twitch」を追記。


基本




  • 歯車アイコン(A)
    文字色など基本の設定。
  • リストアイコン(B)
    視聴者一覧。こっからユーザーNG/解除ができる。



ユーザーをNGする




  • NG
    チャット欄でユーザー名をクリック → [-]をクリック
  • NG解除
    リストアイコン(B)から名前を選ぶ → [+]をクリック



アイコン (Emotes)


  • アイコン一覧:

    Twitch Emoticons
    Twitch Emotes

    Limechatからは使えないので、使用は本家チャットで。
     
  • チャンネル購読(Subscribe)で使用可になるアイコンもある:

    Emoticons - Twitch Tools
    Twitch Emotes > sub
     
  • アイコンが使いやすくなる機能拡張「BetterTTV」

    1. ここからダウンロード。

    2. 歯車アイコンから設定へ進む。

     


    3. 一番下の「Twitch Chat Emotes」をONにする。
    (とりあえずアイコンだけ使いやすくしたい場合、他はOFFでいい)

     


    4. Emotesボタンが追加され、使いやすくなった。

     


録画のチャットを見たい!


「ReChat for Twitch」という機能拡張を入れる(Chrome)。
1週間ほど前までの録画なら見れるそう。



配信開始のアラート設定


この記事参照。



メモ




2014-08-10

『トマス・ピンチョン 無政府主義的奇跡の宇宙』 木原善彦 ★4

トマス・ピンチョン―無政府主義的奇跡の宇宙

DATE: 12/01/2007 22:04:40 (08/2014: 一部修正)

木原 善彦『トマス・ピンチョン 無政府主義的奇跡の宇宙』を読んだ。
ピンチョンの著作に対してとても真摯な姿勢の人だと思った。
各作品のあらすじもついているので「そうだったなー」と思い出しながら解説を読むことができる。
「ラッダイト」の項目もある。休憩コラムも面白かった。

以下、感想というか読みながら思いついたことなど。


『V.』

昔、これに登場するステンシルみたいになりたかった。
「自分」という中心に居座るやつはもぬけの殻で、代わりに周りのものがそこを彩るってのが、まるで存在しない人間みたいでいいなあと考えていた。
お墓で有名なレスター・ムーアとか、昔っから「いるのにいない」ものに憧れる性質があったらしい。

少し後には、むしろそれは当たり前だと思うようになっていた。
自分というのは肉体・精神を問わず色んな要素が組み合わさってできていて、それら全体をひとつとして見たときだけ、オリジナルの「私」がいると言える。だから、部分部分で見ればそれはたくさんの人と共通のもので、さらに単位の小さい「部品」の大概は、そのへんに転がっている何でもないものに違いない(特別な部品も無いことはないかもしれないけど)。ひとつのまとまりとして見なければ、どこまででも解体され、広がってゆく。
私はいるけど、どこにもいない。

少し視点を変えて、例えばものを描く私をフィルターと出力機械(それぞれ頭部と右手)と考えることもできる。そのへんに転がっている要素がフィルターを通り、混じり合って右手から紙へと出力される仕組みだ。

だけど考えてみると、「ステンシル」には決まった型があって、上からどんな色を塗ろうとその型をはみだすことができないように、つまりそれが彼の陰謀フィルターってやつで、そこに「自分」が潜んでいるのかもしれない。もしかすると、「フィルター」こそが自分なのか?

でもそんなにすぐ答えが見つかったら冒険ができないから、自分の居場所の手がかりになってたりする、というのでどうだろう。アリアドネの糸が出てきた。ちょっと面白そうじゃんか。

……『V.』の話してないな。

ファウスト・メイストラルの日記も好きな場面だ。自分に区切りをつけるのって面白いね。
そういえば思想史の本で、仏教の輪廻についての説明を読んだけど、それによると、世の中は「一瞬一瞬で生まれては滅んでゆく現象の連続」ということらしい。「縁起」ってこういうことだったんだなーと思った。

例えば、食べたご飯が体内で吸収され、血肉に変わり、いらないものが排出されることで体は刻々と作り変えられている。人と話してある感情が起こったり、読んだ本に影響されて考え方が変わったり、心も刻々と変化し続ける。

このように、世の中のものは色んなとこで関わり合いになり変化し続けるもので、そういう考えの下で、同じものとして存在し続けるものが果たしてあるだろうか?ということだ。と、思ってる(なにしろ仏教は難しいので)。
無限に咲いては散りゆく花びらのごとく。

逆に、死後生まれ変わるタイプの輪廻転生は、核的な存在が保持されて次に伝わるわけだから、ある意味「同じものとして存在し続ける」ということじゃないだろうか。上の輪廻とはまったく逆の考え方だ。区切りをどこにもってくるかによって全く逆の思想になってしまった。

あと、「街路」→ 放浪する人、で大木英夫『ピューリタン』を思い出した(松岡正剛の千夜千冊、第620夜)。ちょっと前に清教徒革命(Wikipediaが充実してる)を調べたときに読んだ本だけど、とても面白かったので興味がある人はどうぞ。

また『V.』の話からそれちゃったな。



『競売ナンバー49の叫び』


解説を読んでたらバロの絵の場面が思い浮かんできて、エディパと一緒に泣いた。
「ネファスティス・マシンがなぜ永久機関なのか」や「内部と外部の区別」の解説がわかりやすかった。

『V.』ファウストのメタファー観と通して見たときの
「メタファーは構築された現実の外側から見れば偉大なる嘘だ。しかし、その内側に暮らす現実派の人間から見れば真実への推進力である」
この部分はすごい。

そして頭から話の大半が抜けていることが判明したので、近いうちに読み返したい。別のレビューを覗いて、あれどっちだっけ?とわからなくなった。

「塔から出るには、この塔自体も紡がれたものだと気づくことが必要」だが、この時エディパは「どこまで行ってもここから出ることはできない、なぜなら全ては自分が紡いだものだから。誰も自分の中から逃げることは不可能」だと悟ったんだったか?あれ……いや、とにかく読んでから考えよう。

些細なことだけど3部作の3つめが、いつも眺めている『20世紀の美術家500』で紹介されている絵だった。おー。



『重力の虹』


これは最後までまだ読みきってない本なので。解説も「ふんふん、なるほど」と思って読んだ。だけど一番のめりこんで読んだ解説だったかもしれない。

『重力の虹』は黒くてデカい。まるでアレのような例えだがほんとそんな感じの本だからしょうがない。ピンチョンいやらしいわね。
しかしほんと読むの大変だ。何年後になるやら。
(2014/08: 新訳も出るというのに、まったくだ。)



『ヴァインランド』


評価はそうかーそうなるのかー。
でも著者の言葉にもあるけど、私は初めてのピンチョンがこの本で、今こんだけはまっているので、そういうことなんだよきっと。それにカルマの現代的使用法は面白いと思うけどな。フミモタタケシって漢字でどう書くんだ。

これ読んでる当時、ベネトンから出てる雑誌『COLORS』のテレヴァンジェリスト(テレビ伝道師)を写した1ページがやけに印象に残ってて、テレビ依存症の登場人物と頭の中で混ざってしまい、みんながテレビを崇拝してる様子を想像して「アメリカって変な国だなあ」と思った記憶がある(ピンチョンの『Is It O.K. To Be A Luddite?』っぽい)。

これを進化させたらどうなるんだ?
現代はテレビだけじゃなくてパソコンにも依存してる人が多いから、「モニター依存症:テレビやパソコンのモニター前から離れられなくなり、しまいには発せられる光を浴びていないと禁断症状がでる病」なんてことになるかもしれない。
そして私はテレビやネットに夢中になって勉強をおろそかにしたら「はっ、依存症になってしまうぞ」と自分に言い聞かせていた。


「やられたらやりかえせ!」というとSTUDIO VOICE 『Loud Minority』。
『COLORS』の紹介したりしてて面白かった号だ(1996/9)。



愛すべきもの

ピンチョン作品については「エントロピー的小説」だとか「科学と文学の境界を越えて」という事がよく言われる。そのまま、こういう小説になったのは科学の方式を文学に持ち込む試みをしたかったから?とこれまで思っていたけど、解説を読むうちに少し変わった。

というより元々この部分が一番ピンチョンの好きなところではあったのだけど、自分が感じていたよりもっと強い意図に基づくものだと分かった。

この人はこの世界を、ほつれた糸や端切れとなったたくさんのものまで拾いあげて一編に織ることができると信じていて、それを実行したのだと思う。
だからこんな小説ができたんだ。


とてつもない力。

そして、優しい。



関連

虫眼鏡を探せ



ピンチョン関連メモ

ブログにも場所を割り当てないといつまで経っても腰をあげそうにないので。

私が読書好き、とくに海外文学が好きになったのも、猥雑好きなのも、
「世界を繋げる力」、または人と何かを共有することの素晴らしさに気づけたのも、
このブログがこんなタイトルなのも、全てこの人の影響。


トマス・ピンチョン - Wikipedia
Thomas Pynchon Wiki - A Literary / Literature Wiki
ThomasPynchon.com
Pynchon - The Modern Word

ピンチョン通信: sgtsugar.com.blog
偶然の仲間
キッチンに入るな > 喇叭 

Pynchon goes to Tokyo - 山形浩生
The Electronic Bookshelf
Thomas Pynchon - 本棚




木原善彦

Blog Twitter
 『逆光』を翻訳。
 『トマス・ピンチョン 無政府主義的奇跡の宇宙』の著者。>私のあまり参考にならないレビュー
 
 2010/10 - 2011/06まで『逆光』のつぶやき(1頁1ツイート)。
  twilog/archives



全小説 - 新潮社
  柴田さんのインタビュー  >>monkey business


『Is it O.K. to be a Luddite ?』

ラッダイトってありなのか?(翻訳) - A Blog of Guerolito


『重力の虹』

『重力の虹』翻訳日記: sgtsugar.com.blog
  トマス・ピンチョン『重力の虹』章ごとの要約 - Jazz Pianist 佐藤真也


『競売ナンバー49の叫び』

競売ナンバー49の叫び - アブソリュート・エゴ・レビュー


『逆光』

大森望さん『逆光』をつぶやく - Togetter
  do_dlingさん『逆光』をつぶやく - Togetter
  ピンチョン『逆光』を読むための参考書


『Bleeding Edge』 2014/09/17

ハッカー、ピンチョン、スティーブンスン - 山形浩生 の「経済のトリセツ」




『現代作家ガイド 7 トマス・ピンチョン』 - 彩流社
  サトチョンの翻訳日記


パワーズ 『幸福の遺伝子』 - 荒野に向かって、吼えない…

2014-08-07

2014年8月 Twitchの仕様変更

Googleに買収されるぞー
Justin.tv終了、Twitch推して行くらしいぞー」

といった話がニュースサイトにきてたけど、いよいよ仕様変更。



公式ブログのアナウンス:
http://blog.twitch.tv/2014/08/update-changes-to-vods-on-twitch/

  • 今まで無期限で録画が残ってたけど、
    「2週間より古いものはほとんど見られてない」ということで2週間で消える仕様に。
    (Turbo/パートナーは60日)
  • 今ある分は3週間で削除開始。
  • ハイライトにすれば無期限で保存されるが、その場合2時間に制限。


てことで、Twitchのアーカイブは消えてしまうらしい。
TOPANGAやGODSGARDENはZabacさんがニコにも上げてるんで、
ありがたいことだなー。

でも海外大会の録画が……
Youtubeなどに上がってる/保存措置が取られない限り、見られなくなってしまう。

RTAも長時間のものは、この仕様変更で手間がかかりそうだよなあ……。


新しいビデオマネージャ

  • ハイライト作成
  • 過去放送をYoutubeに書き出し(2時間区切り)
  • 動画が消えるまでのカウントダウン

New Twitch Video Manager



メモ:
NightDev - TwitchDown
任意の録画/ハイライトDL

動画サイトの時間指定リンク

「動画のこの時間から再生させたい!」って時に貼るリンク。

ニコ生

http://xxxxxxx#00:00  

  例)「5分10秒」 → 「#05:10」
    「1時間10分」 → 「#01:10:00」

ニコ動

http://xxxxxx?from=00

  例)「5分10秒」 → 「?from=310」 秒数を入力。


UST

ログインしてハイライト機能を使う。


Twitch

http://xxxxxx?t=00h00m00s

  例)「5分10秒」 → 「?t=05m10s」
    「1時間10分」 → 「?t=01h10m」 余計な単位は省略可。


2014-08-03

異形頭、セラフィーニの奇書

最近TwitterでRyuugokuという方をフォローしたんだけど、
この方のツイートが興味深いものばかり。


辿りついた経緯は

荒俣宏『異彩天才伝』

 → 伊藤晴雨

 → 超人のドキッとする絵画 8 横須賀美術館『澁澤龍彦 幻想美術館』続

 → そしてこの絵。
この絵!!
もう、一目見た瞬間に釘付けになった。

「ドキッとする絵画」 まさにこれだなー。
なんだろうね、このエロさは。

しなだれる頭部の手もいいし、本来の腕が無くフォルムがまとまってるのもいいし、
つやつやした張りのある肉体の上にぐにゃりと伸びた手の影、
これが今にも動き出しそうな雰囲気があるところもいい。

この人プライド高くて全然こっちに興味なさそうなんだけど、
手の影はゆらゆら蠢いて私を誘い出そうとしている、みたいな。そんな感じ。

こちらの大きな画像で見ると、かかとはヒールになってる様子。

しかし…
うへー、大きい画像で見つめすぎるのは危険だな。
なんだこのアンニュイな表情の手は。エロすぎる。
とりあえず指先触らせてほしい。美しい。


 藤野一友:
   孤高の幻想画家・藤野一友
   古本夜話6 中川彩子と藤野一友 - 出版・読書メモランダム
   1981/3 美濃村晃 「追悼・中川彩子」 追悼文と拷問絵
   藤野一友=中川彩子 - タンカ館 - Yahoo!ブログ



そしてこの絵。
さっきほどじゃないけど、ややドキッとする。
レメディオス・バロっぽいものも感じるべな。

首の上が人外ならなんでもいいんじゃないかと言われそうだが、
うーん……それは少しあるかもしれない。
獣人、映画泥棒ストリッパーロボットも好き。


調べてみたらこういうキャラが好きなことを「異形頭フェチ」と言うらしい。
でも異形なら何でも好きってわけじゃないしなあ。

あと、頭がないのも面白かった。
> 斬新かつ不可思議!頭部だけすっぽり消えてなくなってしまった写真作品




ヴォイニッチを彷彿とさせるようなこんな本も紹介されてた。



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