2015-11-13

『モンスターズ』B.J.ホラーズ編★2


『モンスターズ 現代アメリカ傑作短篇集』

序文に惹かれて読んでみたのだけど、残念ながら私にはイマイチでした。
最初の2篇で合わないなあ、と感じたのであとは拾い読みになってしまったけれど……全部で15篇+漫画が1篇、1, 2, 6, 9, 12, 13, 16は読了。

面白かったのは6番目の『わたしたちのなかに』エイミー・ベンダー。
日常に潜むゾンビ性を皮肉った作品で、一見無関係にみえるコラムを並べたつくりが、独特の不思議な雰囲気を生んでいる。

でも私が期待していたのは、序文にあった「東海岸ビッグフット会議」や弟との思い出のような、そっちなんだよね。だってベルトのバックルにビッグフットがついてないと、「ビッグフット・ヴァージン」なんて呼ばれる世界だよ?
面白すぎる!!

それは編者の体験からきた話だけど、想像力でその面白さを超えてきた話が、読んだ中には見当たらなかったなあ……。序文が一番面白かった。


参考




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