2013-01-03

熊野純彦 『西洋哲学史 古代から中世へ』

1 哲学の始原へ

タレス

アナクシマンドロス

アナクシメネス

2 ハルモニアへ

ピタゴラスとその学派
ヘラクレイトス
クセノファネス

3 存在の思考へ

パルメニデス
エレアのゼノン
メリッソス

4 四大と原子論

エンペドクレス
アナクサゴラス
デモクリトス

5 知者と愛知者

ソフィストたち
ソクラテス
ディオゲネス

6 イデアと世界

プラトン

7 自然のロゴス

アリストテレス

8 生と死の技法

ストア派の哲学者群像

9 古代の懐疑論

メガラ派
アカデメイア派
ピュロン主義

10 一者の思考へ

フィロン
プロティノス
プロクロス

11 神という真理

アウグスティヌス
愛するものを失う経験 → 神は裏切らない
神("存在"そのもの)を捜し求める探求

◆懐疑論を批判 p172
「感覚は騙されるから信用がおけないだろ」

たとえば君の液晶画面から2次元の女の子が飛び出してきて、今一緒に住んでたとしても(もしそうだとしたらあなた、感覚に騙されてます)、そんなふうに感覚される世界は存在してるし、世界を感覚する君も存在してる。
騙されてるなら、存在してるってことだ。存在してないと騙されることもないんだから。

→デカルト

◆p175
懐疑論を批判するわけ:
真理への渇望がないと人は神と出会えない。神=真理だから。

三つのことがらにおいては、どのような虚偽も、私たちを惑わすことがない。(それは、)なんらかの身体的な感覚によってではないからである。私が存在し、私がそれを知り、愛していることは、私にとってもっとも確実である。
p173 一部略

真理への道は感覚ではなく、人間の内面にもとめられるはずだ。

12 一、善、永遠

ボエティウス

13 神性への道程

偽ディオニシオス
エリウゲナ
アンセルムス

14 哲学と神学と

トマス・アクィナス
「在る」のグラデーション

15 神の絶対性へ

スコトゥス
神は存在する / 人間は存在する
ふたつの「存在」という概念は同じか?  → 事象における類比 オッカム
デカルト

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