メモ
風景の詩的・情緒的な描写。最近こういうの読んでなかったので面白い。
あと一節ごとについてるタイトルが、まさにミステリ愛好家の心をくすぐるような感じ。
序章に代わる…
霧の迷宮深い霧に包まれる曳間。変電所。
黄昏る街の…
根戸、真沼(美少年)考えてることが盗まれる、影山がこない。
三劫
甲斐、倉野、雛子。曳間、5月最後から行方不明。凶兆。
いかにして密室はつくられたか
羽仁、布瀬(ヒゲ)、ナイルズとホランド(双子)。
ヘルファイア・クラブみたいな事やってる。
題はナイルズが書こうとしてる探偵小説のタイトル。「最初に死ぬのは曳間」
多忙な影山からの暗号めいた手紙。
1章
第一の屍体倉野が自分の部屋で発見。7/14
密室ならぬ密室
倉野の推理。
犯人は裏口の戸を明け、外に出て表口の戸を閉め、また裏から入り、
裏口の鍵を閉めて炊事場に潜んだ。
デザートブーツは置いたまま。落ちていた本『数字の謎』。
靴と悪戯
倉野、羽仁、根戸。「白い部屋」。警察にブーツのことを話さなかった。
理想的な殺人
倉野、ファミリー。
甲斐の兄が経営する喫茶店「黄色い部屋」。人形で埋め尽くされる。
仲間の死を認めるには、推理狂を納得させうる理想的な殺人でなければならない。
その心理や、曰く有りげな伏線の数々、探偵ごっこは『虚無への供物』を思い出すパーツ。
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