それにここ1年で電子書籍が加わった。
最近ちょっと嫌なのは、電子書籍アプリが増えてくこと。
- Google Play ブックス
- Amazon Kindle
- 楽天Kobo
- Sony Reader
「あの本電子で読んだけど、どこで買ったっけ?」なんて思うことも出てきた。
電子書籍嫌い
妹は「読書好き」と公言するほど本の虫じゃ無いけど、断固紙派で面白い。
昔気質なのか、いまいち嫌な印象があるのか、電子書籍の話になるといつもイヤイヤと首を横に振る。
そんな妹に折衷派の私は、利点もあるよと話すのだが:
- しおりはさみ放題、傍線引き放題(メモはアプリによる)。元を汚さなくて済む。
- 本の中身を検索できる。
- 英語本の辞書引きが楽。
- 文字の拡大縮小が自由。
- 劣化しない。
- 本棚を圧迫しない、何冊もが1つのモバイルで持ち運べる。
使ってると不便な点、紙の方がいいなと思うところも確かに見えてくる:
- そもそも、読みたい本が電子化してない事が多い。
また、電子版は仕様が違うこともあるので注意が必要。 - メモが取れない読書アプリは、いちいちメモアプリに切り替えないといけない。
- パラパラめくれない。
紙だったら、この辺かなと見当つけてめくってればすぐ目当てのページが見つかるが、それができない。 - ページ数が固定じゃないので、ページ表記を引用の標にできない。
- 調整できるものの、ディスプレイの光が気になる事も。
電子書籍をすごく嫌ってる人もいるようだけど、紙の本が無くなるんじゃないかって不安も一因にあるんだろうか。
愛するピンチョンのエッセイで知った、「ラッダイト運動」が頭に浮かんだ。
攻殻機動隊の15話にも「ラッダイト」ってセリフが出てきて、ビクッ!となったっけ。
ピンチョンのせいで意識してしまう言葉だ。
本が消える
家に泊まりに来た父の客人から、「知り合いが電子書籍を色々買ってたんだけど、大本のサービスが無くなって、データが消えちゃったって」なんて話を聞いて、そんなこともあるのかーと:
なるほどなあ…頭に入れとこ。
決定的に
で、おととい決定的に「あ、こりゃ紙の方がいいな」と気づく出来事があって。
先日『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』という本を、中古が安かったので紙で購入。
評判どおり読みやすくて、興味を惹く内容だった。
母や妹も好きかもなーと勧めてみることにしたんだけど、
「あれ?そういや電子書籍だと、こういうのができなくない?」
データを送るわけにはいかないし、タブレットごと渡すにも、自分も使うし。
「これ面白かったよ、ちょっと読んでみて」
と気軽に感動を共有するようには、電子書籍はできてないんだなーと。
まーそんなに人に勧めたい本ばかり買うわけでもないのだけど。
私にとってこの部分は、結構大きい。
読もう読もうと思ってる『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』も、もう4年前の本なのかー。
挑発的なタイトルだけど、絶対そんなこと思ってないだろ~、ってね!
紙の本がなくなるわけがない。と思う。
はよ読まないかんなあ。
読みたい本がどんどんたまってく。
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