2012-10-12

『スカートの下の劇場』 上野千鶴子

スカートの下の劇場 (河出文庫)

下着、特にパンツと性の文化についてのエッセイ。
個人的にパンツと恥の歴史について興味があり、関連するものが無いかと手にとった。


  • パンツは隠しつつ誇示するもの
  • パンツの歴史は意外と浅い
  • ソロレート婚とレビレート婚 p108
    (妻が死んだあと妻の姉妹が後妻になる、寡婦が夫の兄弟を後夫に)
  • フェチは目標に達する手段ではなくそれ自体が目標? p136
  • 性器のパーツ化(肉体という一枚岩から顕在化してくる)


など、興味を引く部分もあるがピンと来ないところも多い。
自分と考えが違ったり、あとは書かれた時代によるのかもしれない。
(拒食症の部分やp201を読むとそうかもなと思う)


関連

国民の啓蒙と女性の性的羞恥心-日本と中国の場合-
【デザイン】下着の歴史いろいろ【種類】
ソロレート婚
レビラト婚
コイコイ人

性器のパーツ化っていうのは面白い考え方だと思うのだが、
今は性器に限らず肉体のあちこちが一枚岩から削りだされパーツ化しているような。
あらゆる部分がフェチ化してるのと関係あり?

あとは女の人格を剥奪するってとこでオリエント工業思い出した。
あれこそ余計なことを喋らない、思い通りになる、柔らかい肢体だなーと。

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