見てる時は一瞬なのに、書いてみると案外長いな。
シーン1
SIRENの坑道のようなところ。四角く掘られた穴ぐらを進む。壁の赤褐色の土はしっかり固めてある。
数カ所に武器調達ポイントがあり、適宜交換して進む。
もちろん殺傷力が高い方がいい。
私は木の銛を持っているが、弱い武器なので他のプレイヤーに見つからないよう逃げている。
穴ぐらを抜け、幅広い架橋に差し掛かる。外は暗い。
2本の線路が通っていて、向こうにトンネルが見える。
トンネルの中には女が。
黒髪のボブで、手には金属の槍。
私を発見し、振りかぶってこちらに飛ばしてくる。
どこに隠し持っていたのか、何本も何本も。
死が迫る恐怖を感じながら必死で避けるが、いよいよ避けきれない。
刺さるよりは、と思い橋から落ちる。
橋は木々や川が小さく見えるくらいの高さ。落ちたら確実に死ぬだろう。
柱になんとかしがみついて隠れ、生きながらえる。
だが落ちたことでゲームの「コース」から外れ、私は失格者となってしまったらしい。
あきらめきれない私はどうにかこの柱の死角からプレイヤーを殺せないかと、銛を構える。
シーン2
中学校。自分が違う世界線にいる、という自覚がある。
周りを歩いている見知った顔の学生たち。
だが妙な違和感があり、距離をとって過ごしている。
同じ境遇の学生が何人かいることもわかっている。
あるクラスに全員集められ、書類を渡される。
そこには同学年の生徒の名前がテーブル上にずらっと並べて書いてある。
どうやら私たちは命のタイムリミットが決まっていて、
彼らに印鑑をもらい、承認してもらわないと助からないらしい。
承認=この世界にいていいという許可なのか、元の世界に戻れるということなのかは謎。
とにかく死なないために大急ぎで印鑑集めに。
片っ端から教室に入り、大声で「印鑑持ってる人~!」と挙手を頼む。
だがどの教室もうるさくて私の声が通らない。
そもそも、印鑑を持っている人が稀。
各クラスに一人、「この人に印鑑貰えばこのクラスは認可OK」みたいな代表者がいる。
不良学生K君もそのひとりで、挙手してくれたので書類を差し出したら、
「いやだ」という押印拒否欄に丸をされた。
こいつはそういうやつだった、と一旦は納得するが、
「こちとら命がかかってるんだよ!」と怒りを消化できない自分。
同じ境遇同士でどういう印鑑のもらい方が捗るとか、情報交換をする。
シーン3
シーン2のつづき。下校中。なぜ異世界に紛れ込んでしまったのか?
この世界に元々いた自分はどうなっているのか?
謎だらけで頭がいっぱいになる。
ベスト電器の駐車場に寄り、同じ境遇の友人Hと相談。
同じクラスの3人組が近くの横断歩道を渡ろうとしている。
Hと話し、3人に「私の様子が変わったタイミングはなかったか」と訊いてみることにする。
3人の後ろを追いかけ、尋ねようとする私。
だがその瞬間、3人が姿格好のよく似た別人に変わった。
やはり世界がどこかで操作されているんだ、
私がこの世界にきてしまったのもそのせいだ、と確信する。
目覚め
そこで目が覚めた。起きてからしばらく、違う世界に来てしまったような感覚をひきずる。
へんな夢。
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