2012-07-29

23日の夢

マトリックスみたいに、自分のいる世界が誰かに操作されてるって夢を見た。
見てる時は一瞬なのに、書いてみると案外長いな。

シーン1

SIRENの坑道のようなところ。
四角く掘られた穴ぐらを進む。壁の赤褐色の土はしっかり固めてある。
数カ所に武器調達ポイントがあり、適宜交換して進む。
もちろん殺傷力が高い方がいい。
私は木の銛を持っているが、弱い武器なので他のプレイヤーに見つからないよう逃げている。

穴ぐらを抜け、幅広い架橋に差し掛かる。外は暗い。
2本の線路が通っていて、向こうにトンネルが見える。

トンネルの中には女が。
黒髪のボブで、手には金属の槍。
私を発見し、振りかぶってこちらに飛ばしてくる。
どこに隠し持っていたのか、何本も何本も。
死が迫る恐怖を感じながら必死で避けるが、いよいよ避けきれない。
刺さるよりは、と思い橋から落ちる。

橋は木々や川が小さく見えるくらいの高さ。落ちたら確実に死ぬだろう。
柱になんとかしがみついて隠れ、生きながらえる。
だが落ちたことでゲームの「コース」から外れ、私は失格者となってしまったらしい。

あきらめきれない私はどうにかこの柱の死角からプレイヤーを殺せないかと、銛を構える。

シーン2

中学校。
自分が違う世界線にいる、という自覚がある。
周りを歩いている見知った顔の学生たち。
だが妙な違和感があり、距離をとって過ごしている。

同じ境遇の学生が何人かいることもわかっている。
あるクラスに全員集められ、書類を渡される。
そこには同学年の生徒の名前がテーブル上にずらっと並べて書いてある。
どうやら私たちは命のタイムリミットが決まっていて、
彼らに印鑑をもらい、承認してもらわないと助からないらしい。

承認=この世界にいていいという許可なのか、元の世界に戻れるということなのかは謎。

とにかく死なないために大急ぎで印鑑集めに。
片っ端から教室に入り、大声で「印鑑持ってる人~!」と挙手を頼む。
だがどの教室もうるさくて私の声が通らない。
そもそも、印鑑を持っている人が稀。

各クラスに一人、「この人に印鑑貰えばこのクラスは認可OK」みたいな代表者がいる。
不良学生K君もそのひとりで、挙手してくれたので書類を差し出したら、
「いやだ」という押印拒否欄に丸をされた。

こいつはそういうやつだった、と一旦は納得するが、
「こちとら命がかかってるんだよ!」と怒りを消化できない自分。

同じ境遇同士でどういう印鑑のもらい方が捗るとか、情報交換をする。

シーン3

シーン2のつづき。下校中。

なぜ異世界に紛れ込んでしまったのか?
この世界に元々いた自分はどうなっているのか?
謎だらけで頭がいっぱいになる。
ベスト電器の駐車場に寄り、同じ境遇の友人Hと相談。

同じクラスの3人組が近くの横断歩道を渡ろうとしている。
Hと話し、3人に「私の様子が変わったタイミングはなかったか」と訊いてみることにする。

3人の後ろを追いかけ、尋ねようとする私。
だがその瞬間、3人が姿格好のよく似た別人に変わった。
やはり世界がどこかで操作されているんだ、
私がこの世界にきてしまったのもそのせいだ、と確信する。

目覚め

そこで目が覚めた。
起きてからしばらく、違う世界に来てしまったような感覚をひきずる。
へんな夢。

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